書籍がでます!『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』(狩野さやか)


狩野さやかの著書が12月半ば発売されます。

『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』
猿江商會 ¥1500 +税 ISBN978-4-908260-08-7

産後の育児期を乗り越えるパパとママのための本です。

プレパパ&ママのみなさんにはもちろんですが、育児真っ只中で「妻の不機嫌」をふわりと(もしくは力強く)感じているパパにはぜひ読んでいただきたいです。

そしてもちろんなんといってもモヤモヤまっただ中のママには本当に一番手にとっていただきたい内容です。もし、言葉で伝えられないモヤモヤがこの本に出てきたら、付箋をフサフサにつけて赤線をぐいぐいひいてそっとパパに渡してみてほしい、渡せなければテーブルに放置しておくだけでも……、そんな使い方をイメージしながら書きました。

ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋(狩野さやか)

「ふたり育児」の何が一番壁なのか……。patomatoでのワークショップ活動や、自分自身の経験をもとにMAMApicksで書いてきたコラムを通してずっと考えてきましたが、いつもぶつかるのは「はたして保活問題や過働きが全て解決したら、本当に「ふたりで育児」はスムーズに進むのだろうか」ということでした。もちろんそれらの社会問題が解決されるべきであることは、疑問をさしはさむ余地はありません。

ただ、ママになった女性、パパになった男性と話をしながらリアルに最も強く感じてきたのは、「問題は、もっともっと手前の小さな部分にあるのではないか?」ということです。大きな社会問題が変わるのには時間がかかり、待っていたら子どもは大きくなってしまいます。でも、家庭という小さな社会で起きている問題は、すぐに手をつけ変えていけるはずです。

相手の非をとらえ攻撃する道具ではなく、互いに一歩乗り越えるための道具になってくれたらと思っています。衝突は避けられなくても「効率よい衝突」のツールに確実になります。

ぜひ、ひとりでも多くの方に手にとっていただけたらうれしいです。

[全目次・見出しのご紹介]

第1章:育児の現場、イメージと違う!

▼あったかファミリー像は幻影だった
 ●オムツのCMは嘘だった
 ●愛情が深まると思っていたのに
 ●まさかパパにイライラするなんて!
▼トゲトゲシーンを生む5つのスイッチ
 ●不機嫌スイッチON
 ●怒りスイッチON
 ●指示出しスイッチON
 ●無言スイッチON
 ●規制スイッチON
▼ちょっと怖い数字
 ●マタニティブルーズと産後うつ病
 ●愛情とねぎらいの心はどこへ

第2章:産後のママのリアル

▼ママの暗い顔は「心の問題」ではない!
 ●「明るく楽しく」できないのはママのせいじゃない
 ●180度級の環境変化が一気に押し寄せる
▼[環境変化1]時間編~自分の時間がゼロになる
 ●徹底的に細分化される時間
 ●段取りしないとトイレにも行けない
 ●切れ目も、終わりも、メリハリもない
 ●高級食材を迷惑に感じるなんて
▼[環境変化2]身体編~予想外のダメージが連続
 ●「病気じゃない」って誰が言ったの?
 ●出産は大怪我のようなもの
 ●授乳がこんなに大変だったなんて
 ●過酷な睡眠不足はブラック残業以上
▼[環境変化3]社会編~急な配置転換で適応不能
 ●主人公からサブキャラへ
 ●ママカテゴリーという未知の階層構造
 ●外出できない&話し相手がいない
 ●突然人生の軌道修正を迫られたら?
 ●無収入の不安と立場の低下
 ●仕事とは異質のスキルセット
▼[環境変化4]精神編~高プレッシャーにつぶれそう
 ●新入社員がいきなり社長に!?
 ●命を預かる重さ
 ●ホルモンバランスは変化するけれど
▼環境の大激変はストレスの大量発生源
 ●ライフイベントでストレス点数を計ると
 ●職場のストレスチェックを育児で試すと
 ●ハッピーなイメージで包み込まないで
 ●そのバージョンアップは今必要?

第3章:パパのリアル、パパの事情

▼パパは育児現場に出てきたけれど
 ●ナチュラルパパが増えてきた
 ●「イクメン」はすでに微妙なキーワード
▼[ない現実1]時間がない~育児どころじゃない?
 ●パパの育児休業取得の実態
 ●その育休は誰のため?
 ●なぜ日本人男性だけ家事時間が少ないのか
▼[ない現実2]必要ない~パパの優先順位のつけ方
 ●育児休業を取らない理由
 ●仕事への責任感が強すぎる!!
 ●根強い「やっぱり女性の仕事でしょ?」
▼[ない現実3]しかたない~厳しい現実と流される空気
 ●収入を得る責任は放棄できない
 ●周りの視線が重い
 ●ささやかなパタハラがあふれている
 ●「仕事だからしかたない」が生む不機嫌
▼家庭の戦力になるために~職場のストレス対策を家庭に応用
 ●ママは弱っている同僚だと思って
 ●同僚をケアする「傾聴」と過重労働対策を
 ●個人のせいではなく組織の問題だと考えて

第4章:ふたりは同時に親になる①育児初年度の「傾向と対策」

▼[傾向1]ママのイライラフェーズ~なんで気づかないの?
 ●パパの心はハートのまま?
 ●ママからの警報がパパには聞こえない
 ●「孤独感」から「不信感」そして「嫌悪感」へ
▼[傾向2]ママの怒りフェーズ~強烈なアンフェア感
 ●パパの日常が特権階級レベルに見える
 ●ふたりの子どものことなのに
▼[対策1]1年目に定着させたいマインドセット
 ●初心者同士で仲間になる~欲しいのは応援じゃない
 ●業務量を適正見積もり~「ひとりじゃ無理」を認める
 ●心はアウトソーシングしないで~頼りたいのは「パパ」
▼[対策2]パパの小さな一歩がママを救う
 ●「関係ない」からの脱却
 ●「手伝おうか?」はNG! ソリューション提案へ
 ●「痛み分け」の発想で本気が伝わる
 ●パパの育休は「落とし穴」に気をつけて
 ●赤ちゃん「を」パパ「に」慣らす最強サポート
▼チームの共感力をアップするために
 ●ワンオペ体験で高める育児・家事への想像力
 ●家事の担当は「スポット型」から「プロジェクト型」へ

第5章:ふたりは同時に親になる②自分たちのスタイル構築

▼ママの「環境対策」をふたりで検討
 ●重要なのは優先順位
 ●産前・産後シートで「つらさポイント」を見つける
 ●ポジティブ面とパパの変化にも注目
▼協業ならではの3つの壁
 ●パパがやるとママに怒られる! の謎
 ●ママが手を抜いても楽にならない! の怪
 ●無限に足し算しすぎ! の計算ミス
▼ふたりの親イメージをチェック
 ●「男は仕事、女は家庭」についてどう思う?
 ●パパの役割ってどんなこと?
 ●ずれているからダメなわけではない
▼好バランス夫婦の秘訣は?~4つの事例から
 ●[ケース1] 「専業」ママ&「激務型」パパ~互いのプロ意識を認め合う
 ●[ケース2] 「ゆる働き」ママ&「仕事中心」パパ~経済格差で崩れたバランスを解消
 ●[ケース3] 「フリーランス」ママ&「自営業」パパ~小さな接点を積み重ねる
 ●[ケース4] 「フルタイム」の共働き~こだわりのないフラットさが心地いい
▼自分たちらしいスタイルを作るために
 ●夫婦ふたりの「心の並走感」
 ●自分の役割、相手の役割への高い「納得感」
 ●変化を受け入れ、乗りこなす「柔軟性」
 ●ふたりで変われば世界は近づく


狩野 さやか

早稲田大学卒。株式会社Studio947のデザイナーとしてウェブやアプリの制作に携わる一方、子育て分野を中心にコラムを執筆。人気のウェブ育児媒体MAMApicksでは「妻の不機嫌ループ~困惑する夫たちに捧ぐ~」等、広く話題になった記事も多い。 「ふたりは同時に親になる」をテーマに、patomatoを主宰。ワークショップや語り合いなどリアルな場づくりとウェブでの情報発信をしている。/→ 狩野さやかMAMApicks連載コラム一覧

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