ゆったりーの×patomatoコラボ企画「OYAOYA?」(1/20)開催レポート
東京にも雪が積もった2日後の1月20日(水)、新宿区の神楽坂エリアにある「ゆったりーの」にて「OYAOYA?」を開催しました。とっても寒い日だったのですが、6人のお母さんが、赤ちゃん連れで集まってくれました。ゆったりーのはもともと親子で過ごせるスペースも広く、講座をやる部屋も赤ちゃんがゴロゴロできるので、低いデーブルで床に座りゆったり「OYAOYA?」を進めていきました。
まずは初育児の印象を「1楽しい/2不安/3疲れる」でお聞きしてみたところ、圧倒的に「3」でした。「2」と「3」だけれど「2」の方が勝る方も。「1」の方もいらして、これも、素敵なことです。
「産後クライシス」という言葉や現象を知っていた方がほとんどで、今出産をする方の多くは、情報としては、すでにこういうことが起きるらしい/そういうことがあるらしい、ということを知っているケースが多いのだなということを改めて感じます。「どうやら起きているらしいこと」を浮かび上がらせて名前をつけた時期はとっくに過ぎ、実感の前に情報として知っている皆さんが育児に突入しているわけです。
産後真っ只中の皆さんに、産前と今の自分を比較してもらい、可視化していきます。私という「個」の問題を「環境」で一緒に捉え直したり、なぜ、夫と妻のズレが生じやすいのか……という構造や、解決のための視点をお話ししました。
育児の現場で皆さんが抱えている状況や実感は様々ですが、出てきたお話しの多くが「ズレ」がキーワードになることが見えてきます。
夫は協力的だけれどふたりの関係が産前とは違う気がする/協力的だけれど育児は「自分でやらなければ」と思ってしまう/ひたすら激しくぶつかって解決する暇なく次に進んでいく感じ/夫婦で役割分担が納得できているとストレスがあまりない/3世代同居も妻ー夫とは違う難しさを抱えている。
……そんな、もやもやした状況を違う方向から眺められる機会になったならうれしく思います。
不思議なもので、産後1年目は、1-2ヶ月違うだけで、お母さん自身も赤ちゃんもびっくりするほどフェーズが変化します。月齢の低い子のお母さんにとっては、月齢が上の子のお母さんがの話を聞くだけで安心や参考になることも多いのです。また、「ズレ」の状況が違う人が意外な方向から解決のアドバイスを提案してくれることも。こうして当事者が集まれると、とてもいい相乗効果が生まれると感じています。
今回参加者の方が写っている写真は無しですが、「ゆったりーの」の建物の写真くらい撮ろうと思っていたのに、うっかり、また撮り忘れてしまいました。ゆったりーのさんのサイトの写真を直接参照させていただきます。庭もあって外遊びもできるこんなスペースです。
最後に、上の子や赤ちゃんの見守りをしてくださったボランティアさん、見学参加してくださったパパ代表さん、どうもありがとうございました!
『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』
猿江商會 ¥1500 +税 ISBN978-4-908260-08-7
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